新連載「私ドリーム小説の主人公だけど、異世界に行ってくる」序章

2017.05.18 Thursday 16:12
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    新企画「私ドリーム小説の主人公だけど、異世界に行ってくる」スタートです。
    オリジナルなのか、版権二次創作なのかは皆さんの判断にお任せします。
    見たい方は続きをどうぞ。
    序章

    「俺はあんたが好きだ。竜崎よりもずっとずっと、あんたを愛してるんだ。」

    「それ、本当?」

    「うん。俺が嘘ついたこと、ある?」

    「ない。」

    「だから、これからも俺と一緒にいてほしい。俺がまた、アメリカへ行くことになっても。」

    「うれしい、うれしいよ。リョーマ君。同居してよかった。こんな日が来るなんて、思いもしなかったもん。」

    私は幸せの絶頂にいた。
    意中の人から、告白を受けたのだから。
    私はその人を精一杯抱きしめ、こういった。

    「有難う、私もリョーマ君のこと、大好きだよ。」

    そして私は彼にキスをしたのだった。
    このまま時が止まればいい。
    そしたら、彼はアメリカチームに戻らなくていいのだ・・・。

    そのときだった。

    (お前は本来なら、そこにはいてはならない存在・・・)

    頭の中で声がした。
    誰かは分からなかったが、男の、どす黒い声だった気がする。

    「え?」

    私は不意に彼から手を離し、

    「何か聞こえた?」

    と聞いた。

    「ううん。」

    彼には聞こえていないらしい。
    するとまた、今度は女の声で、

    (・・・あなたの力が必要なの。お願い、私を・・・)

    「誰なの!?」

    私は叫んだ。
    すると、なにやら視界がぱっと輝き出し、私はそのまま気を失ってしまった。
    と思えるのは、その後の記憶がまったくなかったからだ。
    一体私はどうなってしまったのだろうか?

    ##################################################

    「・・・さん、ミラノさん!」

    私は自分を呼ぶ声に気が付き、目覚めた。
    そこにいたのは、彼・・・越前リョーマではなく、赤毛でそばかすだらけの顔をした、パーカー姿の男だった。
    私を呼んでいたのは、おそらく彼だ。

    「うう・・・あなたは?」

    「俺はアン。あなたの秘書です。」

    「秘書?一体どういうこと・・・って、ここはどこ?」

    私が目覚めたのは、平原のど真ん中だった。
    そこにあったものは、スタートと書かれたゲートのような物。
    一体なぜ、私はこんなところへ来てしまったのだろうか?
    というか、秘書と名乗るこの男、一体何者なんだろうか?

    「ここは、あなたの世界と同じ、作られた世界。でも一つ違うところがある。「国」が「人」なんだ。」

    「え?作られた世界?私のいた世界とは違う世界なの?」

    「うーん、なんと言ったらいいかな?あなたのいた世界は、一つの元になった世界があって、それがいくつも分岐して生まれた世界の一つっていえばいいのかな?俺、そういう設定大好きなんだけど。」

    は?私の世界は、一つの世界が分岐した世界?どういうこと?
    私の世界って一つじゃなかったの?

    「つまり、あなたはその世界に生まれたイレギュラーな存在。」

    「え?私はイレギュラーな存在?ちょっと待ってよ、私はリョーマ君と結ばれる存在じゃなかったの!?」

    「本来ならば、そうなる運命なんだろうけど、実はもとの世界では、リョーマ君・・・あなたの思い人は別の人と・・・。」

    「そんなのウソよ!でたらめよ!!だって私はここに存在している!ちゃんと自覚だってある。私の名前は陸前ミラノ、青春学園中等部1年B組、両親の都合で越前家に居候している・・・。」

    「ふざけないで!私が跡部様と恋人同士じゃなかったって、よく言えるわね!!」

    「あなた、今この手で殺すわ。だって、赤也とは違う世界の人間だって言うから。」

    「・・・私・・・どうしたらいいの・・・?蔵ノ介とは違う世界人間だなんて・・・。」

    「?ちょっと待って?あの人たち、誰?」

    「彼女達も、あなたと同じ立場の人たちです。元は一つだった世界が分岐して出来た世界の、イレギュラーな人物・・・。」

    「じゃあ、彼女達の横にいるのは、秘書?」

    「そうなるかな?」

    「ねえ、私も彼女達と同じ存在で、こうやって集められたのは、どうしてなの?」

    「それは我輩が説明しよう。」

    また頭の中で、どす黒い声が聞こえた。

    「こ、これはテレパシー!!またお前か、シュヴァルツ帝国!」

    アンが言った。

    「いかにも、我輩が闇の帝国シュヴァルツである。お前達を呼んだのは他でもない。我輩のためにゲームを繰り広げてほしいのだ。」

    「ゲーム?」

    「そうだ。そこにあるスタートゲートが見えるだろう?いわゆる双六ゲームという奴だ。さいころの出た目の数だけ、コマを進めて目的地まで進むというゲームだ。そこにいる皆も知っているだろう?」

    「何だ、簡単じゃないの。」

    私が答えた。

    「道中で、金を稼いでいき、一番稼いだものが総合優勝だ。目的地に付いた場合は、収入が倍になる。」

    「なんか、どっかで聞いたようなシステム。」

    「最終目的地であるシュヴァルツ帝国首都、ブラック市にたどり着いたものに、我が支柱に収めているフィリア王国を救う権利を与えよう。」

    「フィリア王国を救う?どうやって?」

    「つまり、私を助けるってことよ!」

    もう一人、女の声が聞こえた。

    「もしかして、あなたがフィリア王国さん?」

    「そう、私を救うには、選ばれたあなた達、ドリームノベルヒロインが来ないとダメなのよ!」

    「ドリームノベルヒロイン?」

    「別の世界戦で生まれた、主人公達のことです。物語の人物と仲良くなりたい、その欲望の塊といったほうがいいんじゃないかな?」

    「アン、欲望の塊はないだろう。」

    「セーラ、じゃあなんていえばいいんだ!?」

    「僕に言わせるなら、夢の具現化。」

    「幻想の実体化。」

    「空想の実現化。」

    「アリス、ドロシーまで・・・。なんか悔しい。」

    「とにかく、私が選んだあなた達なら、私を救えると思います。頑張ってこのゲーム、誰でもいいので勝ち残ってください!!」

    「ちょっと待ってください、どうして私達なんですか!?」

    私は疑問に思ったことをつい口走った。
    私達よりも、もっとふさわしい人がいるじゃない、国を救う救世主なら。どうして選ばれたのが私達なのかが、分からなかった。

    「それはね、フィリア王国の特産品が、ドリーム小説だからよ。私の上司は、代々国がピンチになると、ドリーム小説の主人公達を召喚して国を救ってきたの。だから今回も歴代の主人公と一緒に召喚したのよ。」

    「そんなあ・・・。」

    「では諸君、ゴールするまでまた会おう。ふははははっはは・・・。」

    「頑張ってねー。」

    そういって、シュヴァルツとフィリアは消えた。

    いきなり異世界の国(しかも人化している)を救えという、重大な任務を背負わされてしまった私、ごく普通の中学生、陸前ミラノ・・・。

    ライバルは3人。
    聞くところによると、私のいた世界の元になった世界から派生した3つの世界からここに来たらしい。
    あの3人より早くつかないといけない。絶対に負けられない!!
    でも、私とこの妄想に詳しい秘書の2人だけで大丈夫かな?
    とにかく、私がいた世界に帰るためにも、ゲームを始めないといけない!頑張ろう。


    ←続く。

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    2017.11.22 Wednesday 16:12
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      Comment
      序章からいきなり波乱の予感ですね・・・
      それにしても、壮大な物語ですね

      彼女達の運命やいかに?
      次回も楽しみにしております★
      • ベアトリーチェ
      • 2017/05/18 6:34 PM
      テニプリの夢主ちゃんなんですね。
      そして独特な設定…これからが気になります。
      彼女達は一体どうなるのか…夢主ちゃん達それぞれのプロフィールとかも気になりますので是非に詳細を!

      次回も楽しみにしてます!
      • 美紗
      • 2017/05/18 10:27 PM
      ▼ベアト様
      コメント有難うございます。
      壮大…ってわけでもないかもしれない…。
      双六をやるからなあ…。
      • 越前☆瀬緒
      • 2017/05/19 4:05 PM
      ▼美紗さん
      コメント有難うございます。
      プロフィールはこれから作成します。お楽しみに。
      • 越前☆瀬緒
      • 2017/05/19 4:06 PM








         

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